お国が変われば履歴書(CV、Calliculum Vitae)の書き方も変わります。今回はイギリスのCVの書き方、参考になるウェブサイトなどを紹介します。
目次
日本と大きく異なる点
生年月日、性別、国籍などは書く必要なし。写真の添付も不要。
これらの情報は人種や年齢、性別での雇用差別を避けるために履歴書に記載しないことになっています。
履歴書は公文書
そのため、捏造や事実との齟齬は犯罪(懲役10年)になります。
参考HP:”Lying on a CV Could Land you a 10-Year Sentence” by Galbergs Solicitors http://gelbergs.co.uk/?q=blog/lying-on-a-cv
履歴書の構成
名前、連絡先(住所、メールアドレスや携帯電話番号)
サマリー(要約)
職歴―達成したことや職務内容
学歴、トレーニング
スキル
趣味
リファレンス先
サマリー(要約)
2・3文でどんな経験があるのか、どんな人柄なのかを短く書きます。
職歴―達成したことや職務内容
基本的に、最近の職歴から順に書いていきます。
そして、イギリスのCVでは何をおいてもそのポジションで「達成したこと」が一番重要になってきます。売上、効率化、などなど。経験をたな卸しして、達成したことを探してください。私は一つの職につき、1~4つの「達成したこと」を書いています。
「達成したこと」以外にも職務内容を、項目ごとにまとめて書きましょう。(営業、マーケティング、チームマネージメント、など) {プロジェクトベースでの仕事の方は、プロジェクトごとに書いたほうが良いのかもしれません。が、私は経験が無いので詳しくお伝えできません、ごめんなさい。}
学歴、トレーニング
最終学歴だけでよいと思います、正直日本の中学校のこととか分からないと思うし(1回だけ、「書いてください」って応募フォームに書いてあったから書いたけど・・・)。学位を二つ以上持っている場合は全部書きましょう!
また、応募する職に関連するトレーニングやコースを受講したことがある(受講している)場合はそれも明記しましょう。
スキル
パソコンスキルや語学など。
趣味
正直、どれくらい見られているのか謎な項目です。一度読んだ参考書には、アクティブさをアピール–>運動、論理的思考をアピール–>数独、って書いてあったけど・・・有効かどうかは分かりません。
リファレンス先
基本的には「Supplied upon request」と書いておけばよいです。
ごくまれに、応募段階で「3人リファレンス先を知らせてください」ということもあります。その時はスペースがあればCVに書くか、同封するカバーレター(cover letter)に書きましょう。
CV作成のコツ
応募するポジションごとに書き換えや並び替えをする
募集が出ている職に応募する場合は、Job description(職務内容書)をよく読みこんで、そのポジションの仕事内容と合致する経験やスキルをCVに明記しましょう。その際、Job descriptionに書いてある単語と同じ単語を使用する(動詞や名詞など)がおすすめです。
私は一つ、全職歴・全職務内容を書いたCVを作っていて、応募する職種ごとに職務内容の並び替えやサマリーの表現方法を変更したり、関連性の低い職務内容は削除したりしています。
動詞選び
make, take, look等の初歩的な動詞を使うのは幼稚に見えてしまうので、ラテン語由来の動詞を使うようにしましょう。
参考になるHP:http://career.opcd.wfu.edu/files/2011/05/Action-Verbs-for-Resumes.pdf https://www.themuse.com/advice/185-powerful-verbs-that-will-make-your-resume-awesome
また、同じ動詞ばかりがCVに並ぶのはマイナス印象になるので、その場合は同意語(synonym)を探して書き換えると良いです。
参考になるHP
https://nationalcareersservice.direct.gov.uk/get-a-job/cv-sections
https://www.nidirect.gov.uk/articles/alternative-cvs
http://career.opcd.wfu.edu/files/2011/05/Action-Verbs-for-Resumes.pdf
https://www.themuse.com/advice/185-powerful-verbs-that-will-make-your-resume-awesome
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