イタリアでの部屋探しの方法

イタリアでの新生活で住む場所をどう探したら良いのか。この記事ではイタリア賃貸事情の基本的な状況や部屋探しに便利なウェブサイトなどをご紹介します。

賃貸事情

フラットシェアが基本です。もちろん、お金を出したり郊外に行けばスタジオフラット(ワンルーム)もありますよ!

賃貸契約について

正規の契約にはCodice Fiscaleが必要です。Codice Fiscaleは銀行口座を作るのにも必要なので、Permesso di Soggiornoの手続きが終了したら(か、同時進行で)番号取得をしましょう!

個人契約で契約が不要な場合ももちろんあるので、Codice Fiscaleがなくても住める場合もありますが、トラブルの元にもなりうるのでお勧めはできません。

 

用語解説<広告のタイトルによく使われる単語>

letto / posto di letto ・・・ ベッド・一人用ベッドスペース。シェアルームで部屋にベッドが二つ以上ある場合に出てくる単語です。一人部屋がいい人はこのタイトルの記事は飛ばしましょう!

doppia ・・・ ツイン、つまりはシェアルームです。Google Translateで自動翻訳すると”ダブル”と出るので、「ダブルベッドの部屋だ」と思って行くと期待が外れます(実体験)

stanza singola/uso singola ・・・ 一人部屋。

bagno exclusivo ・・・ プライベートのトイレ・お風呂あり。キッチンや洗濯機はシェアです。

 

家賃以外のお金

手数料 ・・・ 日本での礼金。エージェントを通して契約すると多くの場合手数料が発生します。定額の場合もあれば、家賃の1か月分、という場合もあります。

ホールディング・デポジット/デポジット ・・・ 日本での敷金。入居前に一部、あるいは全額を支払うことで、予約金という扱いにもなり(ホールディング・デポジット)、退去時にテナントの責任による不具合があった場合は、その金額が引かれて返ってきます。支払った後の契約・入居の撤回、契約書に記されている最低滞在期間(3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月など)を満たさない期間で退去する場合は戻ってこないのでご注意を!

Condominio ・・・ 共益費。多くの場合水道代が含まれます。また、セントラルヒーティング(共用のボイラーで建物全体にヒーター用の温水が供給される設備)が備わっている場合は冬場の暖房費も含まれます。大家さんによって、家賃に含まれている場合と含まれて居ない場合があったり、冬場は値段があがったりという事があるので確認しましょう。

Spese ・・・ 電気・ガス・インターネットなど。”spese incluso”はこれらの費用が家賃に含まれています。多くの場合は使った分をテナントの頭数で割って、各々が負担します。セントラルヒーティングではない場合(湯沸かし器でヒーターにお湯が供給される場合)は冬場のガス代は高くなります。

家賃が安い!と思ってよくよく広告を見たら、Speseが月100€というフラットもあります。高い場合はCondominioがSpeseに含まれている&エネルギー効率が悪い建物だと予想されます。

 

入居時・退去時

インベントリーチェックイン/インベントリーチェックアウト ・・・ 家具つきの部屋が多いので、入居時・退去時の家具の状態・部屋の状態のチェックが入ります。個人での契約の場合は無いことがほとんどですが、退去時に自分の過失にならないように、入居時に傷みがある箇所は写真を取っておきましょう。

 

便利なウェブサイト・スマホアプリ

Facebook グループ

わたしがローマで部屋探しの際に使用したFBグループをご紹介します。他の都市でもグループを探す際のキーワードのヒントになると思うので、キーワード(Affitto, Affitti, Cerco, Casa, Stanzaなど)+都市名で検索してみてください!

Rome Apartments & Housing  ・・・ アパートやスタジオが豊富

 

以下はクローズド(非公開)のグループなのでリンクが貼れませんでした(涙)FBで検索して参加リクエストをしてみてください!

Affitto_Cerco Casa&Stanze a Roma e nel Lazio ・・・ フラットシェア(シングルルーム)の情報が豊富

case, stanze, posto letto, affitto a roma ・・・ フラットシェア(シングルルーム)・シェアルームの情報が豊富

Affitti Roma – Cerco/Offro Affito x Casa/Appartamento/Camera/Stanza ・・・ フラットシェア(シングルルーム)の情報が豊富

 

上記は一部です。英語のグループもありますが、英語のグループに出てくる物件は留学生や駐在員・国際機関職員がメインターゲットのため値段が高めの傾向にあります。

 

クラシファイドサイト

Kijiji

Subito

上記のサイトは時々詐欺目的の人が居るので注意しましょう。ウェスタンユニオンでお金を送れ、自分は今海外に居る、などと言う人は無視しましょう。

 

賃貸情報サイト

easystanza ・・・ 私は一つ目と三つ目の部屋はこのサイトから見つけたところに決めました。最近投稿された物件は借り手ないし貸し手が有料会員にならないと連絡が取り合えないのですが、イタリアは貸し手(大家さん)が会員になっていることが多く、探す人はほぼ無料で利用できます。

idealista ・・・ 個人の大家さんやエージェントが物件登録をしています。エリア指定がし易い・アプリがある・禁煙物件が指定できるので使い勝手が良いです。メッセージのやり取りがアプリ上でできると完璧なんですけどね。

immobiliare ・・・ エージェントの物件が多いイメージです。こちらもアプリがあり、エリア指定もしやすいです。

 

オンラインエージェント

Spotahome ・・・ 新しい形の不動産エージェントサービス。内覧せずに決めたい人向けです。ビデオや写真が充実しているので内覧しなくても部屋の様子はしっかり確認できます。また、カスタマーサポートもしっかりしている印象です(私は実際に契約したことはないので、あくまで契約前の段階の印象です)。物件によっては短期での契約も可能なので、短期間の語学留学などに良いかもしれません。ただ、手数料が高め&シェアの場合の同居人の様子が分からない点がダウンサイドです。

ErasmusUniplaces ・・・ エラスムスや大学留学の学生向けなので、大学周辺の物件が多いです。ただ、留学生向けなので値段は高めに設定されている印象です。

 

その他の方法

大学内の掲示板・コミュニティサイト

イタリアに来てから探す留学生は大学内の掲示板やコミュニティサイトから探してみましょう。表には出てこない良物件・安い物件に出会えると思います。

 

クチコミ

部屋を探すとなったら、「部屋探してる」というのを友達に言いましょう!普段会わない友達にも「部屋探してるんだけど情報知らない?」と聞くと、友達に聞いてくれたり、情報が出てきたときに教えてくれます!

 

まとめ

ひとまず、ざっとまとめてみました。また追記があれば更新します。質問などがありましたらコメント欄やお問い合わせにご連絡ください:)

イタリアでの部屋探しの方法” への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です